脳卒中、脊髄損傷後のリハビリテーションで大事なこと『痙縮』
- Kaz Tanaka
- 2024年12月4日
- 読了時間: 1分
脳や脊髄が痛むと運動麻痺や感覚障害が出現することは有名です。しかし運動、感覚だけが神経の機能ではないことは容易に想像がつくことと思います。例えば運動機能に関して言えば、動く、動かないの前に、運動を開始するという機能が出てはじめて手足を動かすことができるのです。脳や脊髄が痛んだ時に運動麻痺は困った症状ではあるのですが、動かせるはずの手足が運動の開始ができないだけでも見た目は動きません。この場合は運動開始ができる様になれば急速に麻痺が改善したように観察されるでしょう。この機能が障害されている人にでる厄介な病態として、筋肉の緊張が亢進する『痙縮』があります。脳卒中、脊髄損傷のリハビリではこの痙縮をコントロールしないとリハビリにはなりません。現在、ニューロもデュレーションやニューロリハビリテーションという分野の手法を用いて、これらの病態改善を行うことに力を入れています。このブログではこの分野の情報提供を行っていく予定です。
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